『火垂るの墓』 小学生におすすめ映画

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こんにちは、
ともやんです。

アニメ映画「火垂るの墓」は、昭和初期、戦争直後の日本の様子、そこに住む人たちの様子を描いた作品です。

空爆で焼けただれた姿、親を亡くした悲しみなど精神的にはつらい作品ですが、戦争を二度と繰り返さないためにも子供たちに戦争によって起こる悲劇を知っておいてもらうことは大切なことだと思います。

原作は、自身も神戸で被災した野坂昭如さん(1930-2015)。ちょうど、自身が神戸空襲の時主人公の清太と同じ年代だったことから乾いた文体から鋭く真実が突きつけられます。

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火垂るの墓 小学生だから観るべき

戦争をテーマにした映画は、アニメ作品といえども小学生の子供に見せることは多少抵抗があるかもしれません。

特に「火垂るの墓」はアニメでありながら映像がリアルなので、戦争の悲惨さをかなり感じ取れるため小学生の低学年には少し早いのかもしれません。

しかし小学生の高学年の子供には戦争の悲惨さを知るためにも、戦争を二度としないためにも見せる映画だと思います。
小学校の5年か6年くらいの国語の教科書にも同じように戦争当時、空襲にあった親子のお話があります。

実際に映画で映像として戦争当時の様子を知っておくことで、国語の授業でお話を読んだときにイメージしやすくなります。

悲しくてつらい気持ちになる映画、大人でも目をそむけたくなるような衝撃を受ける映画ですが、実際にあったことを知っておくことが大切です。

戦争で両親を亡くしてしまった兄妹が二人だけで生きていかなければならなくなってしまったお話です。
自分たちと同じような年代の兄妹の姿を前に、自分たちがその立場になったらこんなにも強く生きていけるのかと考えさせられる映画だと思います。

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火垂るの墓 あらすじ

映画の冒頭は、14歳の少年が衰弱死するシーンから始まります。
ナレーションで「ぼくは死んだ」と入り、映画の結末を先に匂わせるかなしいシーンです。
映画では、1945年太平洋戦争のころの日本の様子を描いていて、14歳の少年の清太と10歳年の離れた妹の節子のお話です。
物語は、神戸大空襲によって家と母を失い兄妹2人で従兄弟の家へと身を寄せるところから始まります。

当初こそ裕福だった清大たちの家の貯えを手にできたことで優しかった叔母も、次第に清大たちにつらく当たるようになりました。
耐えられなくなり二人は叔母の家から出ていきます。

戦時中で配給も途絶えがち、幼い兄妹の食料もあっという間につきてしまいます。
栄養失調で弱っていく妹のために兄は畑から野菜を盗みますが、見つかってしまい殴られてしまいます。

しかし妹のために我慢し続けなんとか食料を調達しようと頑張り続けます。
そんな兄の姿がとても切なく感じられます。

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最後には、二人の願いはかなわず衰弱しきった姿、節子を抱きかかえ兄がスイカをかじらせてあげるけれどそのまま息を引き取ってしまいます。
そして兄も。
とても悲しい結末ですが、これが戦争のもたらした現実です。
これからの将来を担う子供たちにこそ、しっかりと知っておいてほしい、観てほしい映画だと思います。

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