こんにちは。
ともやんです。
演奏当時まで28歳のバッティストーニと東京フィルの第九が凄いです。
凄いとは聴いていましたが、ここまでとは想像もしていませんでした。
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アンドレア・バッティストーニは、1987年7月2日、イタリアのヴェローナに生まれた若きマエストロ。
2016年より、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務めています。
僕が現在一番コンサートに行きたい指揮者の一人です。
日本フィルのインキネンといい、東京フィルのバッティストーニといい活きのいい若い指揮者が首席指揮者として活躍しているのは気持ちがいいです。
バッティストーニ ベートーヴェン第九は衝撃の快速テンポ
バッティストーニの第九は、衝撃の快速テンポで、なんと演奏時間は60分を切る58分台で駆け抜けます。
速ければいいわけではないけど、60分を切る演奏は珍しい。
ちなみにいろいろカタログをチェックしましたが、60分を切っているのが、
ガーディナー、シュペリングのピリオド楽器勢と総勢20名以下のポケットフィルと言われているタッシェンフィルの演奏くらい。
モダン楽器のオーケストラでここまで快速の演奏は皆無と言っていいでしょう。
速いと言われているトスカニーニ、レイボヴィッツも62分ほど。
しかもバッティストーニの凄いのは、その快速テンポの中に、様々な表現を凝縮して内容の濃い演奏を展開しているところです。
第九は、多くのCDが出ていて、どれを聴いてもああいい曲だ、いい演奏だな、と思いますが、ここまで脳天に一撃を喰らったような衝撃を受ける演奏は聴いたことがありません。
バッティストーニ恐るべき。
もしかして、20代だから出来た演奏かもしれませんが、個人的にはずっとこのスタイルで突っ走って欲しいですね。
ベートーヴェン交響曲第9番”合唱付き” バッティストーニ&東京フィル
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
1.(13:13) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(10:55) II. Molto vivace – Presto
3.(12:09) III. Adagio e cantabile – Andante moderato – Adagio
4.(22:20) IV. Presto – Prestissimo
total(58:37)
東京フィルハーモニー交響楽団
アンドレア・バッティストーニ(指揮)
安井陽子(ソプラノ)
竹本節子(アルト)
アンドレアス・シャーガー(テノール)
萩原 潤(バリトン)
東京オペラシンガーズ
2015年12月20日
東京、Bunkamuraオーチャードホール