1954年(昭和29年)東宝が制作した『ゴジラ』は、
確か小学生の時にTVで観て、衝撃を受け、
その後ゴジラファンを自称している僕ですが、
長らく第1作を超える『ゴジラ』は出てこないな、と思っていました。
何と言っても志が違うというか、
第1作は、単に特撮怪獣映画というに留まらず、
唯一の原爆投下国として、原子力の是非を世界に問うた、
社会派の力作だと僕は信じています。
ところがその後に出てきた映画は、
ゴジラが正義の味方になったり、
子供たちのアイドルになったり、
擬人的な動きをしたりで、
僕は、一時ゴジラ離れしていました。
ゴジラ 初代ハリウッド版『GODZILLA』は総スカン
そんな、僕の不満を少し解消してくれたのが、
1998年にローランド・エメリッヒ監督で発表された、
初代ハリウッド版『GODZILLA』です。
しかし世評では、
その似ても似つかない造形は神(GOD)を取った
「ZILLA」と揶揄(やゆ)されるほどでした。
ゴジラのイグアナ版とも言われたり、散々な言われようでしたが、
僕は、意外と悪くないと思っていますし、どう思うか個人自由ですから、
僕は、むしろ好きな映画です。
さて、その僕が好きな『GODZILLA』(1998年)を
改めてamazonプライムで観てみました。
ゴジラ 初代ハリウッド版『GODZILLA』見応えはある
解説
日本が世界に誇る怪獣王ゴジラをハリウッドが描いたSF怪獣パニック大作。世界的大ヒットを記録した「インデペンデン・デイ」のローランド・エメリッヒ監督、ディーン・デブリン脚本。主演は「フェリスはある朝突然に」「恋におぼれて」のマシュー・ブロデリック、共演に「レオン」のジャン・レノ。フランスが行った核実験による突然変異で出現した巨大怪獣ゴジラが、米ニューヨークに上陸。米軍の攻撃もものともせず、マンハッタンのビル群を破壊して地下へ姿を消す。フランスが極秘理に送り込んだエージェントのフィリップともとにゴジラを追っていた生物学者のニックは、残された体液からゴジラが妊娠しており、マンハッタン島の地下に巣を作ろうとしていることを突き止める。
https://eiga.com/movie/44506/
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詳しくはこちらをご確認ください。
スタッフ
監督:ローランド・エメリッヒ
製作:ディーン・デブリン
製作総指揮
ウィリアム・フェイ
ウテ・エメリッヒ
ローランド・エメリッヒ
キャスト
マシュー・ブロデリック
ジャン・レノ
マリア・ピティロ
ハンク・アザリア
ケビン・ダン
ゴジラ 初代ハリウッド版『GODZILLA』は先入観を捨てて
タイトルを『GODZILLA』と付けたことが
この映画の評価を先入観から測ってしまったのかもしれません。
僕が気にっているのが、ゴジラと米軍の攻防、最後カーチェイス。
そして最後は米軍にやられてしまう、生物として表現したゴジラなど、
むしろそんなところにリアリティを感じたのです。
個人的には、モンスター・パニック映画の傑作です。
また、そこに8年ぶりに再会した学生時代の恋人たちの葛藤も描かれていて、
ゴリゴリのゴジラファンにも、ゴジラを離れて一度気持ちを
白紙にして観てもらいたいですね。
https://eiga.com/movie/44506/review/01879400/
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僕と同じ思いの方もいらっしゃいます。
僕はこの方の意見とほぼ同感です。
まとめ
また来年ゴジラ映画が来るそうです。
いまから楽しみです。2014年の『GODZILLA』に続いて、
渡辺謙も出演するそうです。
https://eiga.com/movie/77940/interview/3/
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ちなみに2014年の監督をしたギャレス・エドワーズ氏の
インタビュー記事がこちらか読めます。